ハバロフスク日本人会会報 りっか 六?花 рикка 2003秋・Vol.8
着任によせて
こんにちは。はじめまして。ハバロフスク日本人会に仲間入りさせていただくことになりました田と申します。今月初めハバロフスクに赴任いたしまして、ハバロフスク国立工科大学と極東外国語大学で日本語の授業を担当しています。まだまだ落ち着かず慌しい日々を過ごしていますが、ハバロフスクは湿度や空気が出身の北海道に似ており、どこか懐かしく、ほっとできる町であるように感じています。
こちらへ来る前は極寒の地として知られるサハ共和国(ヤクーチヤ)で3年間日本語教師として勤務していましたが、ヤクーツク市は日本人が少なかったため、こうして日本人会があり活発に活動されているということを非常にうれしく思っています。早く日本人会のみなさまとお会いでき、お話する機会がもてたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
田 祐子
懐かしい夏
ハバロフスク国立教育大学 4年
マフラコワ・アレクサンドラ
夏が終ったけれども、この夏の思い出は鮮明に覚えている...アムール川船着場。忙しげに行きかっている人々の中で狼狽した顔をした何人かのロシア人の学生が立っている。うきうきした日本人の声を聞いたらすぐ顔が喜びに輝いた。この50人ぐらいの日本人とロシア人の一行が遊覧船に飲食を積み込み、出発した。お互いを紹介しあっているうちに、船での一時間がいつの間にか過ぎた。アムール川の中洲に着いたらシャシリク、手作りのピローグなどをたっぷり食べて夏の休日を楽しんだ。日焼けしたり、話し込んだり、砂製のケーキを作ったりとみんなそれぞれだ。わあ!人でいっぱいのモーターボートが川をすごいスピードで走っていく!乗っている人の帽子が吹き飛ばされた。ボートの運転手は笑いながら、帽子を取り、「ほら」と手渡した。帽子の救助者への拍手!
もう季節は変わったけれども、この夏のことを思い出すと心が弾む。
こんなにすばらしい思い出を、皆さん、本当にありがとうございました。
☆藤瀬総領事公邸料理人が贈る/ハバロフスク生活応援レシピ 番外編☆
今回は番外編として、ご飯を美味しく炊く方法を、お教えいたします。
お米一合を普通に研いで、通常の水を入れ 大根おろしの汁(大さじ1)もしくは
蜂蜜(小さじ1)を入れて、30分〜1時間置いてから炊く
大根や蜂蜜の酵素が、お米の澱粉を分解して甘味が増します。
安いお米でも、高級米と変わらなく成るはずですよっ。
食べ比べると、一目瞭然です。
☆鈴木宣平さんよりご投稿 パート1☆
不肖 鈴木宣平 転んで「脳卒中」
今年(2003年)1月3日、そう、お正月のまだ3ヶ日、暇なもんで自宅でカレーでも作ろうとしたら、人参がない。 家から歩いて3分のピオネールスカヤ通りの入り口のスーパー「ラスベート」で人参その他を買って、両手はスーパーの袋でふさがったまま。 帰りに家のすぐ傍、カリーニン通りとレーニン通りの交差点で氷を踏んで転倒、左太ももの外側の上部を交差点の縁石に強打し、普通と違う痛さ(今でもよく覚えている)に涙がチョチョ切れた。 あくる日(1月4日)の朝、左足全体が2倍にも腫れ上がり、内出血で全体が緑色、紫色、赤色。 すぐ鉄道病院の外科に診てもらったが、レントゲンの結果骨折は無く、安静にしてろ、とのお達し。 ところが性格上「安静」などしていない、特に今年はロシアは5日の日曜日から仕事をしている、不肖私も年始めから空港を往復する仕事が多く痛みをおしてチョコマカ動き回った。 ところが、1月13日朝6時急にめまいを覚える。 周りのロシア人が異変に気づくが、日本語しかしゃべらなくなったらしい。 幸い、大家さんの若奥さんがハバロフスク極東鉄道病院(ワローネシスカヤ大通り49番、鉄道駅の裏、長距離バス駅の隣)の医者だったので、すぐに鉄道病院に緊急入院。 診断の結果は「脳卒中」のうちの「脳溢血」、「くも膜下出血」ではなく、「脳梗塞」とのことで、集中治療室での10日を入れて2月5日まで入院、退院後も2月27日までリハビリのため通院。 2月28日日本人会会員(元進展実業梶A現住友林業ハバロフスク駐在員の上田さん)に付き添われ、フラフラで帰国しました。
3-5月は日本で治療。 3月初め東京(帝京大学付属病院脳外科、北区滝野川クリニック)で診療、治療。 きっと、足の内出血からの血の塊(血栓)が小脳の毛細血管に詰まったもの、「小脳梗塞」との診断。 日本では発症直後に搬入されれば注射で血栓を溶かすのだが、、、君の脳の傷はもう古い、脳で詰まった毛細血管の先(運動神経)は死んでいる(壊死)、リハビリでしか治す方法はない、と言われた。 症状は言語障害でヨイヨイと思われる。 軽度の左半身麻痺、左手で食器を満足に持てず食器洗いには苦労する、野球ボールも上手に両手で受け取れない。 対面中むせて咳きとよだれが出て、みっともない。 意識ははっきりしていて、以前のことも今のことも全て分かる、誰が何を言ってるか、どうすれば良いかも全て分かっているのに、思っていることの何も出来ないのでジレッタイ。
リハビリは、日本では歩行練習と声を出して本を読む練習を3-5月の3ヶ月。 6-7月はハバの病院から呼び出されて、ハバで歩行練習、体操、マッサージ、点滴、注射、草むしり、裸足で畑をちょっと走る練習、ロシア語の早口言葉を読む練習でした。 ハバの滞在中に知己の旧友に会えたこと、自分のビザの将来が見えたこと、アムール河下りに参加できたこと、みちのく銀行の開設パーティーに参列できたことで病院には感謝しています。
外地(ハバロフスク)で怪我、疾病で患った時は:
1.自分のホーム・ドクターを持つこと。
2.診断書を文書で必ず取ること。 帰国して専門の翻訳会社に翻訳させると、日本全国どこへ行っても「紹介状」無しで診療が受けれる、飛行機は良い席が取れる。 (保険手続きは別物)。
ハバロフスク生活32年の実績あり、何でも相談してください:
MAIL TO : suzukikhv@pop.redcom.ru (In Russian, in English or in Japanese)但し小生ハバ滞在中のこと。ul.Frunze, 3-139 Tel/Fax: 30-46-40
natsunora@yahoo.co.jp (In Japanese or in English)但し小生帰国中のこと.
Saitama, Minamisaitama-gun, Miyashiro-machi, Gakuendai, 2-14-1
Tel/Fax: (0480) 34-7230
鈴木宣平、ビザとリハビリの関係上、一時日本に帰国しております。 日本での連絡先は下記の通りです:〒345-0826埼玉県南埼玉郡宮代町学園台2-14-1 TEL & FAX : (0480) 34-7230 E-MAIL : natsunora@yahoo.co.jp
SUZUKI Nobuhira
☆みちのく銀行の資金取り寄せサービス☆
日本人会の皆様へ
日頃、格別のご高配賜りあり難く存じます。
お陰様をもちまして、7月の支店開設以降、順調に業務運営しております。
さて、みちのく銀行(本店:青森)およびみちのく銀行(モスクワ)
(本店:モスクワ)では、「資金取寄せサービス」をご提供しております。
(商品概略)みちのく銀行の本支店(日本国内)で口座開設を行い、同サービス契約を締結後、こちらで資金が必要の際は、ファックスにて資金取寄申込をし、当方で資金を受領できます。これを機会に是非、当方で口座開設いただき、日本へ一時帰国の際にみちのく銀行本支店にて口座開設くださいますようお願い申しあげます。 詳細についてご不明な点がございましたら、お気軽にご照会願います。
(参考)みちのく銀行は青森市に本店のある地方銀行(一部上場、自己資本比率上位行)青森、北海道、北東北を中心に約110支店(主な拠点:札幌市、函館市、青森県内、盛岡市、秋田市、仙台市、さいたま市、東京)ロシアには当方、ユジノサハリンスク、モスクワ3拠点 香港にも現地法人
また、個人ローン各種取扱しておりますので、職場の従業員、お知りあいがございましたら、ご紹介いただきたく宜しくお願い申しあげます。
日本からの送金につきましても、みちのく銀行経由であれば、翌日受取となりますのでご利用願います。
皆様のご来店、ご紹介職員一同心よりお待ち申しあげます。
みちのく銀行(モスクワ)ハバロフスク支店担当:十川(そごう)、千葉
Tel:7-4212-64-96-00 Fax:7-4212-64-95-22
☆金子佳美さんの/チャイカがお届けするおいしい香り 第1回☆
《イラスト入り手書き原稿はプリント版でお楽しみください》
(プリント版は総領事館と日本センターに置かせていただいております)
ハバロフスク日本人会元会員で「六花」に度々ご投稿くださった金子佳美さんから素敵なお便りを戴きました。
チャイカがお届けするおいしい香り
В рестране “Чайка” всегда пахнет вкусно! 2003. 夏 . лето
ロシアの伝統的なスープ ボルシチの香り
ボルシチ・・・→ビーツ(砂糖大根)の入ったロシアの伝統的なスープです。
ロシアの家庭では大きななべいっぱいにボルシチを作り、何日かかけて、これを食べます。
ロシア人は口をそろえてボルシチは作りたてより少し時間をおいたほうがおいしいと言います。きっと、そのほうが肉のうまみと、数種類の野菜のうまみがスープになじむのでしょう。また、日本で各家庭によって、みそ汁の味が違うように、ロシアのボルシチも 作り手によって味や中に入れる具が変わります。
チャイカでもロシアの伝統の味の1つを再現しています。スープにぽっかりと浮かんだサワークリームをスプーンでかき混ぜた瞬間に誰もが至福の時を味わうのです。
ロシアで出会った ボルシチたち
{薬効を期待した、ルバーブ入りボルシチ}
{ちょっぴりリッチな気にひたれるスペアリブ入りボルシチ}
{育ちざかりの息子をかかえるお母さんの牛肉たっぷりボルシチ}
{太陽の恵みたっぷり夏野菜ボルシチ}
{ソーセージ入りの“艦隊ボルシチ”}
{家庭の健康を考えた野菜とうずら豆のボルシチ}
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キエフ風カツレツの香り
キエフ風カツレツは私のあこがれの料理でした。
「カツレツにナイフを入れると中からバターがとび出してくるんだ。」
こう教えてくれたのは私の先生でした。
私の頭の中でカツレツのイメージはふくらむばかり。
ですから、はじめてロシアのレストランで、この料理を食べた時の感動を忘れることはできません。
さくっとしたころもにジューシーな鶏肉。
中に大事に包まれた香り高いバター。
ナイフを入れた瞬間、あつあつのカツレツから溶けたバターが小さな噴水のようにとび出し、私を驚かせたものでした。
料理が人を驚かせ、楽しくさせる。
こんな立派なエンターテイナーと出会って、ますますロシア料理を好きになりました。
チャイカのキエフ風カツレツもその凛とした姿によって皆さんの心を捕らえるにちがいありません。
ロシアにはカツレツ料理がいっぱい !!
キエフ風の他に・・・
キノコを豚肉で包み込んだ“田舎風カツレツ”
牛レバーペーストを鶏肉で包み込んだ“ベラルーシ風カツレツ”
鶏ミンチとカシューナッツを鶏胸肉で包み込んだ“ウズベキスタン風”
ロシアの夏の風物詩
クワスって?
クワスは、ロシアの伝統的な発酵飲料です。
クワスの歴史
夏になるとロシアの街のあちこちでクワス売りを見かけます。大きなタンクから直接コップに注いでもらって飲むクワスは、ほのかな甘味と独特のこうばしさを合わせもって、夏の喉の渇きをいやしてくれます。そんなクワスの歴史は古く1000年も昔にさかのぼります。原初年代記の中でクワスはペチェネグ人(8〜11Cにヴォルガ川下流左岸、黒海北岸のステップにいたチュルク系を主とする遊牧民族)に対する勝利にちなんで国民にふるまわれたと記されています。
クワスは何から作られるもの?
クワスは通常、ライ麦と酵母から作られます。
クワスの不思議
クワスにはビタミン、酵母が豊富に含まれ、体内組織を若返らせるといわれています。さらにクワスは心臓血管組織の働きや腸の働きを活発にしてくれるのです。
レストラン“チャイカ”で ロシア独特の健康飲料 クワス を 召し上がれ !!
きままにロシア
普段の食卓にほんのりロシア色の料理をのせて気分を変えてみませんか。
ちょっとしたアレンジ、発想の転換でいつもの料理がロシア風に様変わり。
食卓の豊かさは心の豊かさにつながります。
ここで、自然の恵みを大切にするロシア人の心の象徴ともいえるロシアの食生活の一場面を皆さんの生活に反映させるお手伝いをいたします。
{いつもの ポテトサラダを ロシア風にアレンジ。}
ゆでたジャガイモはつぶさずに、少しさましてサイコロ状に!他の野菜たちもサイコロ状に切って、最後にマヨネーズであえると、ロシア風サラダに変身。グリンピース(ゆでた)が入ると、よりロシア風サラダに近づきます。
食卓に出す時に「ロシア風サラダを召し上がれ」と一言加えるのを忘れずに。
ロシアではジャガイモの他にゆでたニンジン、塩漬けのキュウリ又は生のキュウリ、ゆでたまご、ハム、タマネギのみじん切りを加えるようです。
{いつものロールキャベツをロシア風に。}
ひき肉とたまねぎをこねる時に余ったごはんを少し加えて。お米が入ることによって、もちもち感がプラスされます。仕上げに サワークリーム(※)をのせれば立派なロシア風ロールキャベツのできあがり。
※ サワークリーム(スメタナ)
ロシアのサワークリームをスメタナと呼びます。
これは生クリームを乳酸菌によって発酵させて作るほのかな酸味をもつクリームです。
脂肪分は5〜25%と幅広く、さまざまなロシア料理に使われます。
例えば、料理にコクとまろやかさを出すために煮込みの最後に入れたり、スープに浮かべたりします。また、マヨネーズを使うようにサラダをスメタナであえることもありますし、スメタナにリンゴ酢と塩、砂糖を少々、加えてドレッシングの代わりにすることもあります。
スメタナでおいしいデザートもできます。カッテージチーズにスメタナをのせて、ジャムを 添えれば、チーズケーキ好きにはたまらないフレッシュチーズデザートのできあがり。
ロシアでスメタナは子供も大人も大好きな乳製品の1つなのです。
{いくらを買ったら}
いくらを買ったら、少しだけ残しておいてスライスしたバケットにロシア流にバターを厚めにぬって、その上にいくらをのせて召し上がれ。
“いくらには やっぱり ごはん!”と 思っていた私も 想像以上のおいしさに びっくり。
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チャイカのたからもの チョウザメ(1)
チョウザメがキャビアの「親」であることは、常識ですが、チョウザメが鮫でないことはほとんど知られていません。「えー、鮫じゃないの?」というのがフツーの反応です。では、どんな魚か?と聞かれても簡単にはとても答えられないのがこの魚です。つまり、どんな魚にも似ていないきわめてユニークな魚だからです。
1)約3億年前からほとんど変わっていない「生きた化石」として知られているシーラカンスと同じ時代に栄えた古代魚の一種です。
2)尾の形や口の位置がサメと似ていることからチョウザメと呼ばれていますが、サメ科ではありません。サメ科が出現したのは約1 億年前ですから、サメ科よりずっと古い魚ということになります。因みに、現存の魚類が現れたのは、6000万年前です。
3)固い鱗で体全体が覆われているのが古代魚の特徴ですが、チョウザメという名は、その鱗の形が蝶々に似ていることに由来してい ます。
4)ロシアに95%が生息していますが、北米、イラン、中国等にも生息しています、昔は北海道や東北の川にもいたそうです。今でも年 に数尾は網にかかります。本場ロシアでも乱獲、環境の悪化によって、チョウザメの生息数が減り続けているので、キャビアはま すます高価なものになっています。
日本では 数ヵ所で養殖が行なわれていますが、まだ 採算ベースに 乗るというところまではいたっていないようです。
因みに、現在、東京ではチョウザメ料理が食べられるレストランはチャイカだけです。次回は、「チョウザメ」の味について紹介します。
日本のお隣の国、ロシアにはいつもゆったりとした時間が流れています。そんなロシアで生まれた食文化は人々の豊かな心と 広い大地の恵みを映し出しています。あたたかくて、心のこもったロシア料理は日常の生活の中で生まれる緊張から皆さんを解き放してくれるはずです。そしてチャイカはいつも皆さんのおいしい出会いと喜ぶお顔を楽しみにしているのです。
東京都新宿区高田馬場1−26-5 FIビル2F
ロシア料理 チャイカ
TEL 03−3208−9551
☆鈴木宣平さんよりご投稿 パート2☆
不肖 鈴木宣平 昨年11月8日(2002年11月8日)クレジット・カードを失くし、大金を使い込まれてテンテコ舞いしました。
11月8日、ロシア人は旧革命記念日で休日気分でしたが、当方は働きました。 12:05 ムラビヨフ・アムールスキー通りとイストーミナ通りの角、そう改装された昔のダーリニー・ボストーク・ホテルの向かいの食料品屋「ガストロ ナンバーワン」(現在改装中)で昼食を買物中、外套の外側に入れた(つもり)の財布をすられたみたい。 気がついたのはその日の14時05分頃。 なにかの話にお金の話が出て、自分の財布をさぐったが無い。 財布の中身はよく覚えている、現金は100ドル紙幣が2枚、ルーブルで約11万ル-ブルと「CITIBANK GOLD VISA」 クレジット・カード1枚。 すぐにクレジット・カードを消さなければ、と思い、ハバから日本のクレジット会社に電話。 ところが手帳に記入してある紛失の場合に連絡先、「0120−」の番号はどうしたことか通じない。 時間は過ぎていくので仕方なく日本の実家から電話させようと思い、実家に電話してみると、もう既にクレジット会社から自宅に連絡あった、と言う。 被発行人はハバロフスクというところで4千ドル近くも買い物をしまくっている、本人かどうか確かめたい、と。 クレジット会社に電話を掛けなおし、電話を掛けたがつながらなかった、と文句を言うと、0120-○○は海外からは掛からないようにしている、とのこと。 それより、今どこに居る、ハバロフスクの「ベスナ」という店を知っているか、そこでハバ時間12:30-13:30の1じかんで4回カードを使っているが心当たりはあるか、と質問攻め。 詳しく聞いてみると、商店「ベスナ」で@5,700ルーブル、A56,760ルーブル、B47,610ルーブル、4回目は約21千ルーブルを機械は「拒否」した、と言う。 使われた金額には保険がかけてあるので、すぐ警察に届け、届出証明書を提出せよ、と言う。 ここハバで警察に行くにははばかられる、躊躇する、行きにくい。 しかし、金額が金額なので、しぶしぶ中央区管轄の警察(ジコポリツェバ通り、教育大学を通りに沿いアムール並木通りに行く途中左側)に出頭。 玄関で事情を説明すると親切に2回の非番刑事を紹介してくれた。 刑事に上記を詳しく陳述。 警察はすぐに担当の警官を事情聴取のためマガジン「ベスナー」(プーシキン通り、医科大学の左横、市内で一番大きい本屋さんクニージヌイ・ミールの向かい)に派遣してくれた。 きっとスリと店の会計はグルだろうが証拠が無い、サインは偽者だろうから日本からの送金は無いだろう、届出証明は出す、と時間は掛かったが、証明書と特別に陳述書のコピーももらった。 警察を出たときは7時前だったと思うが、すっかり暗かった。
スリに会わないようにする、又すられた場合には:
1.人混みを避ける。
2.財布、大切な物は「内」ポケットに入れる (簡単に外套の外ポケットに財布、現金をねじこまない)。
3.財布の中身を覚えておく (警察ではおさつ別の枚数まで問われる)。
4.クレジット・カードの番号を別に控えておく。
5.クレジット・カードを紛失した場合の日本の連絡先を別に控えておく (0120−の料金被発信者負担は海外からは通じない)。
7.クレジット・カードの使用限度額を低めに設定しておく。
6.クレジット・カードのサインは「漢字」としたほうがよい。
8.暗証番号はカードと一緒に財布の中に置かない (今カードと4桁の番号があれば、ビザ、マスター・カードで簡単に大通りで現金が手に入る)。
以上
☆暮らしの情報☆
◎スワンボート。日本総領事館裏のヂナーモ公園の池。6人乗りで1人、20分間、50ルーブリ。けっこう漕ぎでがある、土日は混雑、とのことです。オールのボートは、20分、30ルーブリ。
(情報提供:山下順子さん)
◎アムール河畔の温水の屋外プール открытый бассейн。レーニン・スタジアムの屋内陸上競技場 манеж の脇、中国総領事館の並び。最寄りのバス停は、8,15,17番のバスの「第43学校 Школа 43」。利用料:約50分で、大人50ルーブリ、子供25ルーブリ。月曜は休み。水泳帽が必要。水中眼鏡、目薬、ゴム草履を用意されるとよいです。時間などの問合せは、電話39-73-09へ。
(情報提供:平谷和彦さん)
◎ハバロフスク在住の版画家ニコラーイ・ホロドークさんと俳人アレクサーンドル・ヴルブレーフスキイさんが、“ハバロフスク漫ろ歩き”といった趣きの句画集の出版を計画中で、ロシヤ語の俳句を英語に翻訳できる方を探しています。お心当たりのおありの方、どうか岡田までご一報願います。
(職場の電話:32-45-46/自宅の電話&ファックス:21-41-07、eメール:okada@pop.redcom.ru)
◎サンクトペチェルブールク《ロシア・バレエ》団の公演。音楽喜劇場。
10月23日(木) 《白鳥の湖》P.I.チャイコーフスキイ 18時30分
24日(金) 《眠れる森の美女》P.I.チャイコーフスキイ 18時30分
25日(土) 《眠れる森の美女》P.I.チャイコーフスキイ 12時00分
《ジゼル》A.アダン 18時30分
26日(日) 《ジゼル》A.アダン 12時00分
《白鳥の湖》P.I.チャイコーフスキイ
18時30分
(チケット:350〜500ルーブリ、問合せ電話:21-11-96,21-14-03)
☆新聞拾い読み☆
通信省、香りつきの切手を発行
ロシヤ連邦通信省の「出版ビジネスセンター≪マールカ≫」の発表によれば、同センターは、8月27日、ロシヤで初めて、香りつきの果実の切手シリーズを発行した。この発行のユニークさは切手の形が丸いことにもあり、そのような切手はロシヤではこれまで発行されたことがない、とのこと。シリーズは、それぞれの香りを放つパイナップル、ナシ、メロン、オランダイチゴ、リンゴの5種類の切手から成る。シリーズの発行枚数は、63万。切手の画家は、ピョートル・ジリーチキン。 ≪インターファックス≫
(2003年8月29日付・新聞「太平洋の星」)
(中央郵便局で売っています。けっこうつよい香りなので海を越えて日本まで届くかもしれません。)
ユージノ・サハリーンスクでは、主教座大聖堂が、完成し、整備されている。
これまでは日本建築の州郷土誌博物館の建物が市内で最も魅力的な建物とみなされていたとすれば、今は大聖堂が美しさと大きさですべての人々を感嘆させている。そのトルコ石色がかった金色の丸屋根、40メートルの鐘楼が市のうえに君臨している。市内では、また、聖ニコラーイ聖堂が起工され、隣には聖ニコーリスキイ女子修道院が建設されつつある。色丹では、聖ダニイール・モスコーフスキイ公聖堂が竣工しつつある。この10年間で、サハリーン州の島々では、40以上の教会区が門戸を開いた。正教の聖堂は、地元の住民および企業の寄付金で建てられた、と《ヴォストーク・メディア》は、ユージノ・サハリーンスク主教管区のサイトを引用して伝えている。
(2003年9月2日付・新聞「太平洋の星」)
石庭ができる
N.グロデーコフ名称ハバーロフスク郷土誌博物館が、石庭作りに取り組んでいる。
様々な形や大きさの丸石のうえに、およそ一万年前に人の手で描かれた岩絵に似た絵が描かれる。
同博物館の管理部で通信社《ヴォストーク・メディア》に伝えられたところでは、同地方内では考古学者らによって沿アムール地方の古代の芸術記念物が20点以上発見された。それらのコピーが、考古学博物館の入り口付近に配置される。石庭作りは、著名な美術家V.プルードニコフが投じられた資金や博物館の資金を用いて取り組んでおり、ハバーロフスク地方発足65周年までに完了する。
(2003年9月4日付・新聞「太平洋の星」)
☆懐かしい歌☆
紙面が余ってしまいましたので、日本の代表的なフォークソング「神田川」の歌詞を掲載させていただきます。この夏は「日本芸能フェスティヴァル
イン ハバロフスク」の枠内で南こうせつのコンサートが催されましたが、いわゆる“四畳半マイナー”の歌の世界がロシヤ人の心にはどのように映りましょうか。
神田川 Река
Канда
作詞 喜多条 忠 Слова Китадзё Тадаси
作曲 南こうせつ Музыка Минами
Косэцу
1 貴方はもう忘れたかしら Быть
может, ты забыл уже,
赤い手拭マフラーにして как
мы, повязав красные полотенца вместо шарфов,
二人で行った横丁の風呂屋 ходили
вдвоём в баню, что в переулке.
一緒に出ようねって言ったのに Говорили:
выйдем вместе,
いつも私が待たされた но
я всегда ждала тебя.
洗い髪が芯まで冷えて Мои
вымытые волосы остывали до корней,
小さな石鹸カタカタ鳴った а
кусочек мыла стучал тук-тук.
貴方は私の身体を抱いて Обнимая
меня,
冷たいねって言ったのよ ты
говорил: холодная.
若かったあの頃 何も怖くなかった В ту пору мы были молоды и ничего не
боялись.
ただ貴方のやさしさが 怖かった Только твоей нежности я боялась.
2 貴方はもう捨てたのかしら Быть
может, ты выбросил уже,
二十四色のクレパス買って 24-хцветные
мелки. Мы их купили
貴方が書いた私の似顔絵 и
ты рисовал мой портрет.
巧くかいてねって言ったのに Я
говорила: рисуй как следует.
いつもちっとも似てないの Но
всякий раз портрет был не схож со мною и вовсе .
窓の下には神田川 Под
окном река Канда.
三畳一間の小さな下宿 Крохотка-комнатка
в 3 татами.
貴方は私の指先見つめ Ты
глядел на кончики моих пальцев
悲しいかいってきいたのよ И
спрашвал: тебе грустно?
若かったあの頃 何も怖くなかった В
ту пору мы были молоды и ничего не боялись.
ただ貴方のやさしさが 怖かった Только
твоей нежности я боялась.
(Перевод Екатерины Мещеряковой)
【日本人会役員会だより】
※9月12日の日本人会幹部会にて、浅ア様の後任として千葉様の副会長就任が了承されました。
現在の役員会の顔ぶれ(敬称略):名誉会長:楠本祐一(総領事)、会長:前田奉司(日本センター所長)、副会長:千葉修一(みちのく銀行(モスクワ))、会計幹事:斉藤正仁(領事)、幹事:忠鉢良明(日商岩井)、杉浦弘資(スミテック)、杉本和子(教育大講師)、岡田和也(ロシアの声)。
【編集だより】季刊のペースで第8号となりました。お忙しいなか素敵な原稿や貴重な情報をお寄せくださった皆様に改めて感謝申し上げます。今回は初めてロシヤの学生さんからもご投稿いただき感激いたしました。「六花」は、総領事館と日本センターに常時置かせて戴いておりますほか、総領事館のHP(http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/j/)にも載せて戴いております。次号は、2003年12月末日を締切に年明けに発行の予定です。暮らしの情報、離任着任メッセージ、求人求職情報、などお気軽に編集係の岡田までお寄せください。編集にご参加くださる方も随時ご連絡ください(職場の電話:32-45-46/自宅の電話&ファックス:21-41-07、eメール:okada@pop.redcom.ru)。
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