六花(РИККА)夏(19)号
ハバロフスク日本人会会報     りっか 六花 рикка         2006夏・Vol.19
                   

日本人会の皆様へ
 
極東国立人文大学で日本語を教えておりました原田です。6月30日に約10ヶ月の任期を終え、無事、帰国いたしました。日本人会の皆様にはハバロフスク滞在中、大変お世話になりました。皆様に公私共に支えていただいたおかげで、私達家族は皆、充実したハバロフスク生活を送ることができました。これから日本でも、ハバロフスクでお知り合いになれた皆様と交流を続けさせていただけたらと思っております。役員会の幹事は後任の森本に引き継ぎましたので、どうかよろしくお願い申し上げます。10ヶ月間、本当にありがとうございました。

日本人会 前幹事/極東国立人文大学 原田かおり



国際交流基金の派遣で6月中旬にハバロフスクに参りました森本と申します。これから2年間、極東国立人文大学で日本語を教えながら、ハバロフスクの生活を楽しんでいきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

森本由佳子



※なお、当会会計幹事は、遠藤秀一さんが林大輔さんとともにお務めくださることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。現在の役員は以下のみなさまです(敬称略)。
名誉会長:長内敬総領事、会長:山本光重(双日)、副会長:千葉修一(みちのく銀行)、会計幹事:林大輔(総領事館)、遠藤秀一(総領事館)、幹事:前田奉司(日本センター)、森本由佳子(極東国立人文大学)、川上徹(スミテック)、吉浦隆行(伊藤忠)、岡田和也(ロシヤの声)                     

☆楽しかった舟遊び☆







2006年6月24日(土)、毎夏恒例のアムール河舟遊びが催されました。今年は、120名を上回る大勢の方が参加され、とても賑やかでした。中洲では、青空のもと、ビールやワイン、シャシルィークや皆で持ち寄ったサンドイッチやおにぎりなどをいただきながら、楽しく和やかな語らいのひとときが流れていきました。幹事さん、ご協力くださいました皆様、誠にありがとうございました。

(撮影:前田奉司さん)







☆どなたか手まりを作れる方、いらっしゃいませんか?☆

先日の舟遊びの際、日本センターにお勤めのオクサーナさんより、次のメッセージをことづかりました。

「私は、一ヶ月間、手まりを習っています。とても興味を覚えました。ハバロフスクにいらっしゃる日本の方で手まりを作れる方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいと思います」。

オクサーナさんへの連絡先は、8-914-546-10-49(携帯)もしくは22-74-60(職場)、とのことです。どうぞよろしくお願いいたします。


☆バードウォッチングの楽しみ☆

(文・写真:日本野鳥の会/函館鳥見倶楽部 半田貴弘)
「バードウォッチング」という趣味について皆さんはどんなイメージをお持ちですか。ひょっとしたら,「ヒマな老人の趣味」というイメージがあるのではないでしょうか。確かに,バードウォッチャーには,仕事をリタイアした人や子供が独立して家庭から解放された女性が多いので,そう思われてしまうのも無理はありません。まるで政治家の世界のように,70歳以上の人がまだまだ第一線で活躍していることも珍しくはなく,40歳代前半くらいまではまだ「若手」で通用しそうです。
また,「お上品な趣味」という肯定的な評価を与えていただくこともあります。確かにバードウォッチャーにはそんなタイプの人も少なからずおられます。しかし,これは「ヒマな老人の趣味」を「ゆとりがある成熟した人の趣味」=「お上品な趣味」と言い換えているという見方もでき,結局は同じことのようです。
さらに「紅白歌合戦」というのもあるかもしれませんが,こうしてみると,バードウォッチャーに対するイメージがいつの間にかそのままバードウォッチングのイメージになってしまっていることがおわかりいただけるかと思います。しかし,バードウォッチングそのものについてはっきりしたイメージをお持ちの方はあまり多くはないのではないでしょうか。         
                          
今回は,「六花」の紙面をお借りして,バードウォッチングについてお話ししたいと思います。皆さんがこの趣味について何かしらイメージをつかむ一助になれば幸いです。

マミジロキビタキ(Ficedula zanthopygia)ハバロフスクでは,春にやってきて秋には去っていく夏鳥です。市街地の公園でも繁殖します。日本で見られるキビタキによく似ていますが,名前のとおり目の上のラインが白いのが特徴です。姿だけでなくさえずりも美しい鳥です。

バードウォッチングとは,文字どおりには「鳥を見ること」を意味しますが,趣味としてのバードウォッチングとは「自然状態の野鳥を観察すること」です。この趣味の特徴を簡単に言いますと,「いつでもどこでも誰でもできる安上がりな趣味」と表現することができます。
「いつでも」とは一年を通じてということです。もちろん季節によって条件が違いますので,野鳥を観察しやすい時期もしにくい時期もありますが,多くのアウトドアスポーツのように季節に大きく左右されることありません。四季折々に楽しむことができます。春や秋には野鳥が渡りなどで大きく移動するので,より多くの種類を観察する機会が増えます。バードウォッチングを始めようと考えている人はこの時期にスタートするのがよいと思います。夏は草木が茂って野鳥の姿を観察しにくい面もありますが,子育ての様子を観察できるのはこの時期ならではです。冬は野鳥の生存にとって最もたいへんな時期ですが,厳しい自然界で生き抜いている野鳥の姿がよりリアルに感じられます。
「どこでも」というのは,およそ人間が生活している場所であれば野鳥もまたそこにいるということです。世界には約9000種もの鳥類がいると言われています。実に様々な環境に適応しており,例えば,南極大陸の内奥部のような極端な場所を除くと,世界中いたるところに鳥類が住んでいると言うことができます。
ところで,バードウォッチングというと,それなりに自然環境が残されている場所に遠出するものと考えられがちですが,実際にはそんなこともありません。もちろん,限られた環境にしか生息していない野鳥もいますが,身近な市街地の公園や街路樹などにも皆さんが想像する以上に様々な野鳥が姿を見せてくれます。この紙面に掲載されている野鳥写真は筆者が撮影したものですが,すべてディナモ公園で観察しているものです。残念ながら,この紙面でご紹介できるのはほんの一部ですが,筆者の言っていることがあながちウソでもないと感じていただけるかと思います。

オオアカゲラ(Dendrocopos leucotos)大型のキツツキ。ハバロフスクでは,厳冬期は山地から平地に移動するようで,市街地の公園でも観察できます。日本にも生息していますが,数少ない鳥とされています。
「誰でも」というのは,まず子供から老人まで楽しむことができるということです。面白いことに,小学校低学年くらいの子供は目線の高さが大人と違うので,観察会などでは大人が見落としている鳥をどんどん見つけてくれたりします。また,山岳地帯のようなハードな環境からちょっとした都市公園のような負担が少ない環境までそれぞれの体力に応じてコース設定をすることができます。さらに言えば,ハンディキャップのある人でもバードウォッチングを楽しむことはできます。例えば,目の不自由な人が野鳥の声を聞き分けて楽しんでおられるのも立派なバードウォッチングであると言えます。

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)日本では冬の鳥ですが,ハバロフスクでは夏の鳥で,郊外のダーチャ周辺などでよく見られます。移動期には市街のちょっとした緑地にも現れることがあります。
「安上がり」とは,もちろん,お金があまりかからないということです。バードウォッチングには双眼鏡と鳥類図鑑があれば十分です。多くのスポーツのようにあれこれと買い揃える必要もなく,道具の維持費やプレイ料金も不要です。ちなみに,高価な光学機器を買い揃えて野鳥撮影に熱中したり,見たい野鳥を求めてあちこち旅行するようなことをすれば非常に高くつきますが,これはバードウォッチングの本質とは直接関係のない領域に入ると考えるべきでしょう。

フクロウ(Strix uralensis)森に住む夜行性の鳥なので簡単に姿を見ることはできないハズなのですが,運が良ければこのように市街地の公園でも観察できます。

ところで,「バードウォッチングの魅力とは何ですか?」と尋ねられることがよくあります。多くのバードウォッチャーは,おそらく「四季折々の自然を満喫しながら野鳥の美しい姿や声を堪能すること云々」などと答えることでしょう。もちろんこの手の答えは確かにその通りなのですが,余すことなく本当のところを伝えてはいないと言えます。何か趣味をお持ちの方ならすぐにご理解いただけると思うのですが,「部外者」からのこうした質問に対しては,相手に理解してもらえそうな範囲でしか答えられないのです。しかも,たいていの趣味と大きく違っているのは,バードウォッチングの楽しみ方は十人十色ということです。アプローチの仕方ひとつをとってみても,例えば,俳句のインスピレーションを求めるといった感情移入たっぷりの情緒的なものから鳥類学者顔負けに冷徹な目で生態調査に没頭するアカデミックなものまで実に多種多様です。好みの鳥のタイプも,よく出掛ける場所の環境タイプも千差万別です。共通点としては対象が野鳥であるということくらいしか見当たりません。こうしたことは,裏をかえせば,バードウォッチングには決まった形はなく,それぞれの好みに応じたスタイルで楽しむことができる非常に幅が広い趣味と言うことができそうです。
ついでに言いますと,最近は高性能なデジタル光学機器の普及にともなって,野鳥カメラマンが急激に増えており,バードウォッチャーと混同されがちですが,彼らはバードウォッチャーとは別世界の人々です。バードウォッチャーにとっては野鳥そのものが目的ですが,カメラマンにとっての目的は「良い写真」をモノにすることであり,野鳥はあくまでも手段でしかありません。バードウォッチャーでも本格的な撮影をする人も少なくありませんが,観察の延長あるいは補助的な位置づけなので,同じような行動をしていても,意味合いがまったく異なります。

少々話が脱線しましたが,最後に「バードウォッチングは何かの役に立つのか?」ということに少し触れてみようと思います。所詮は趣味なのですから,やっている当人にとって楽しく感じられるかどうかが最重要ではありますが,バードウォッチングは個人的な娯楽にとどまらず,自然保護という社会的な意義も持ち得る可能性があります。

キバシリ(Certhia familiaris)一見キツツキ風に見えますが,細長いクチバシはピンセットのように使います。平地に移動してくる厳冬期の方が観察しやすいようです。日本にも生息しています。

キレンジャク(Bombycilla japonica)ハバロフスクでは,厳冬期に集団で街路樹の実を食べにやって来ることもあります。日本でも冬に観察できます。
野鳥というのは,その翼でどこでも好きな場所へ飛んでいくことができる存在と思われがちですが,実際には必要な条件が揃った環境が確保されていなければ生存していくことができません。実際,皆さんが想像しているよりも「土地」に縛られた存在であると言えます。種類によって必要な環境は違っていますので,ある種類の鳥が急に減ったりすると,その種の生存にとって必要な環境が破壊されていることが推測されます。逆に多くの種類の鳥が見られるような場所は多様な環境が保全されていることが予想されます。つまり,野鳥はなかなか人間の目には映らない環境の状態や変化を知るためのバロメーターとなります。裏を返せば,野鳥保護=自然保護・環境保全ということが言えます。そしてバードウォッチャーの観察記録はそれを進めて行く上で重要な基礎データとなり得るという訳です。もちろん,他の動物や植物でも同様のことが言えますが,野鳥の方が観察しやすいことや種類が多いことからバロメーターとして最適であると言えるでしょう。

さて,ここまで拙い長話におつきあいいただきありがとうございました。おつきあいついでに,皆さんに是非実験していただきたいことがあります。皆さんが外出したついでなどに,スズメやカラス(当地ではカササギ),ツバメ(当地ではアマツバメ)でもいいので,一度姿をじっくり見てみて下さい。また,公園や緑地を訪れた時には,野鳥の姿や声を探してみて下さい。もし,よく知っているはずの身近な鳥たちの姿からこれまでと違った新鮮なイメージを感じたら,また,これまで見たこともない鳥に出会ったり不思議な声を聞いて新鮮な驚きを感じたら、・・・あなたはもうバードウォッチングの世界の入口に立っています。




ハバロフスク子供鉄道

電話で問い合わせたところによりますと、月曜日運休。運賃は大人子供とも往復50ルーブリ。運行時刻は去年と同様とのことです。(去年528日付の新聞「太平洋の星」の情報によりますと、ピオネールスカヤ駅からの発車時刻は、10.0010.4511.3012.1514.1014.5515.4016.20でした。)

☆ご確認&お問い合わせ:27-30-7927-31-55

※子供鉄道の始発駅は、カール・マルクス通りをバス停“パーミャトニク・パルチザーナム(パルチザンの記念碑)”付近で空港に向って左に折れて少し行ったところにあります。

☆アムール河の遊覧☆

◎《アムール河遊覧船》船着場bS

“モスクヴァ205VIP”号、“モスクヴァ75”号、“モスクヴァ80”号、“モスクヴァ83”号。毎日運行。1時間の遊覧:始発11:301.5時間の遊覧(ディスコあり):18:30-24:00。(バー、ディスコ、警備)

◎《高速旅客便》船着場2

水中翼船《メチェオール(流星)》号に乗って16時間でアムール河口付近の町ニコラーエフスク・ナ・アムーレへ。(ビュッフェ、ヴィデオ)※お問い合わせ:37-27-94, 37-28-09АМУРРЕЧТУРИСТ

(以上は、621日に目にした船着場の看板の情報ですが、上記の電話より39-82-69(担当:リュドミーラ・アレクサーンドロヴナさん)のほうがつながり易いようです。)

☆暮らしの情報☆

 「メリリンというペルメニをつくっている会社で、日本風のギョウザを販売してます。5080ルーブル(20個入り、たしか、キッコーマンの袋しょうゆもついている、プラスチックのケースにきれいにならべられている)。豚肉、豚肉野菜、えびギョウザ、たしか3種類あります。ロシア語でギョーザとかいてあり、箱の横に日本語で日本食は食材が命のような文面がかいています。ハバでこれだけ本格的なものはありません。きっちりと包装、加工されていて非常に高い品質です。NKやその辺の食料店、スーパーでうられています。最初かってたべたところ、非常に満足のいくものでした。」(みちのく銀行の千葉さん)

☆鈴木宣平さんからのご寄稿☆

日本で考えたロシア語のクイズ:「Новолодос (地名、ロシアに存在するかどうかは知らない)」のスペルを並べ替えてひとつの言葉にして下さい。ロシア語で質問するとばれるかも。 回答:「Одно Слово (ひとつの言葉)」


日本語が懐かしい(在キエフ 平湯拓)

   平湯拓(ひらゆひらく)さんは元ハバロフスクジャパンセンターの日本語教師でしたが、帰国後まもなくウクライナのキエフの日本語教師に転進なさいました。
 本人の言では、日本語が無性に懐かしい、日本語の文が読みたい、聞きたいと悶えています。 日本語で書かれた本、雑誌、日本語をしゃべるビデオカセット、カセットテープ、DVD,CDをお持ちのお方で、ご奇特なお方は一番安いロシア鉄道便で良いから送って欲しいと言います。
   お手元でもう読まない、見ない、聞かないという材料があります場合には、そしてハバロフスクの郵便局での嫌な手間、税金が掛かってもものともしないというご奇特なお方は普通鉄道便で(書留、航空便の指定無しなので比較的安価です)下記へ送ってやってください。(ウクライナは今では外国なので、郵便物送料は案外高く取られます。 小包にはものによっては課税されますし、送るというのにパスポート持参が必要です。 現地で受け取りの際の関税、税金はもちろん平湯負担ですから、高価なものは送らないでください。)文責:鈴木宣平:
HIRAYU Hiraku UKRAINA INDEX: 01034 KIEF, ul. ZOLOTOVOROTSKAYA DOM-4, KV-13
Кому: ХИРАЮ Хираку
Куда: УКРАИНА   01034 ул. Золотоворотская г. Киев дом 4, кв 13
Tel: 8-10-38-044-278-26-43 UKRAINA, KIEV.

☆地元の学生さんたちのスピーチ 連載・第4回☆

愛と友情

ワレーラ・ボリセンコ/ハバロフスク経済法律アカデミー

 愛はどんな感情ですか。友情はどんな感情ですか。この二つの感情は関係がありますか。私もみなさんもこの問題に興味があると思います。世界中で学者がこの問題を調査しています。愛と友情はふしぎな感情だと思います。

 人は愛と友情についてそれぞれ考えが違います。私が愛と呼ぶ感情はほかの人にとっては愛着です。たとえば、私のいとこは彼女といっしょに散歩したり、話したりするときは愛ではなくて、愛着だと言います。ただいっしょにいたいだけです。一方で、よく人たちは熱情を愛と考えます。たとえば、彼は彼女のきれいな髪と顔について考えて、心について考えません。これは熱情です。

 私にとって、愛と友情は関係がとても強いですから、よく友情は愛になると思います。その例をいろいろ知っています。たとえば、私の二人の友達は四年間ずっと友達でしたが、最近恋人になりました。二人は結婚するつもりだそうです。このような例はほかにもたくさんあると思います。また、五年や十年たって愛が友情になることもあります。ロシアでは恋人が「友達になりましょう」と言ったとき、それは「別れましょう」という意味です。これはとてもかなしいことだと思います。

 ほかの人にとって、愛と友情はぜんぜん違った感情です。この二つの感情をいっしょにできないと言います。ある人は恋人です。ほかの人は友達です。このような例がたくさんあります。たとえば、私は友達がいます。彼は私のいちばんの親友ですが、私は彼の恋人を知りません。彼の話しによると愛と友情は独立した感情だそうです。愛している恋人には友情の話はしない。友達と話すときは、愛について話さないほうがいいと言います。

 私はこのいけんにさんせいではありません。私にとって、愛と友情は分けられないと思います。愛しているときは恋人であると同時に、いちばん好きな友達にならなければなりません。恋人の話をよく聞いたり、同情したりすることが必要です。たとえば、私は恋人と友達になりたいので、彼女の話を聞いたり、アドバイスをあげたりします。彼女も私にだれも知らないひみつを話してくれます。一方で、友達を愛すれば、親友になることができます。このような親友とはいっしょにたのしい時間をすごすことができると思います。

 愛することと友情を同時にきずくことができれば、人は本当に幸せになれると思います。


☆山下雅司さんの小説「時空の旅人」☆<連載第6回>




































































































☆六花版/HPの

http://music.geocities.jp/bassdomra/ ♪バラライカ・アンサンブル・ポーレ。ロシヤ民族楽器の演奏を通して温かな日露交流の橋を架けるつづける楽団。

http://www.kmscity.ru ハバロフスク地方コムソモーリスク・ナ・アムーレ市行政府のサイト。このサイトは、同市の創建75周年の準備の枠内で開設されたものです。市の憲章や市役所の機構などに関する公式の情報や役に立つ情報が掲載されています。このほか、より規模の小さいサイト  http://www.kmsinfo.ru や食品の宅配注文のサイト http://www.eda.kms.ruもあります。(620日付「太平洋の星」情報です。)

http://www.sovgavan-rayon.ru ハバロフスク地方ソヴェーツカヤ・ガーヴァニ地区のサイト。(61日付・新聞「太平洋の星」情報です。)

http://plaza.rakuten.co.jp/sovgavani/diary/ ロシア超極東日記。ソフガヴァニ在住の当会会員、久保田浩一さんのすてきなブログです。タタール海峡に面する港町の温かな息づかいが伝わってきます。

http://www.khabarovsk.kht.ru ハバロフスク市行政府。

http://www.adm.khv.ru ハバロフスク地方政府

http://www.adm.sakhalin.ru サハリーン州行政府。

http://www.primorsky.ru 沿海地方行政府。

http://samurai.hobby-web.net/2/ 極東国立人文大学日本語学科4年生ホームページ。

http://habaro.blog54.fc2.com  当会OB太田丈博さんのブログ「ハバロフスクを熱く語ろう」

http://yokuryu.huu.cc/ シベリヤ抑留者名簿(作成者・村山常雄さんtmura@nou.ne.jp

http://www.geocitiesjp/urajionihon/top.htm ウラジオストク日本人会。お隣さんウラジオの今が見えてくる。掲示板での情報交換もなにやら楽しそう。

http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/ 在ハバロフスク日本総領事館。当地の情報満載。

http://www.vor.ru/japanese.htm ロシヤ国営ラヂオ局「ロシヤの声」日本語放送。

http://homepage.mac.com/toshihak/sentatsu/t3000.html 落語ファン・ミルクの寄席めぐり&旅のエッセイ「ミルク亭」。ちかぢか、ウラジヴォストーク紀行がお目見えするかもしれません!   

http://hisgan.fc2web.com 「六花」のバックナンバーが読めるサイ

http://hisada.blog3.fc2.com/ 上記サイトの管理人、Кудаさんのブログ。 

 

☆新聞拾い読み☆


 

脳炎ダニにご用心!

 今年すでに2人の当地方の住人がロシヤダニ媒介脳炎にかかりました。《ダニ》シーズンの初めからほぼ3千人が病院および災害外科診療所に医療援助をもとめました。

 この疾病は、きわめて危険なウィルスによって脳を冒し、死もしくは精神錯乱および麻痺をもたらしかねない病気です。死亡者は、たいてい、接種を受けていない人です。

 ロシヤ非常事態省ハバロフスク地方総管理局報道係は危険について次のように伝えています。「ハバロフスク地方では北部の3つの地区のみが感染ゾーンにふくまれていません。ダニとは4月から8月半ばまで遭遇する可能性があります。この《吸血鬼》は午前中や夕暮前の時間および一日のうちで涼しい時間によりさかんに活動します」。

 今年は比較的涼しい春と初夏のためにダニたちはとくに自由奔放です。統計によりますと、毎年、ダニのシーズンにはおよそ6千人が自分を刺すダニを見つけます。幸い、すべてのダニがウィルスを持っているわけではありません。ふつう、刺された人のうち脳炎にかかる人は100人に1人です。けれども、これは予防策について忘れる口実にはなりません。

 T.ドゥヴォイノーヴァ記者(20060620太平洋の星)

 

 以下は、地元の新聞に掲載されていたロシヤダニ媒介脳炎を予防するためのアドヴァイスです。

      (とくに、森歩き、キノコ狩り、ベリー摘み、野生有用植物の採取の好きな方は)この疾病に対する抵抗力を作るために予防接種を受ける。

      森へ行くときは、長靴をはき、頭部を覆い、ズボンの裾は長靴のなかに、シャツの端はズボンのなかに押し込み、袖口は手首のところでしっかり締める。

      脳炎ダニを遠ざける駆散薬を使用する。

      森や公園からもどったら、ダニがついていないか服や身体をよく調べる。

      生乳は沸かしたものを飲む。

 もし吸いついたダニを見つけたら、すぐに医者に診てもらってください。

ロシヤ非常事態省ハバロフスク地方総管理局報道係(20060623沿アムール報知)

 

《アムール》がスーパーリーグに

 先週金曜日(616日)、ハバロフスクのアイスホッケーチーム《アムール》が正式にスーパーリーグ入りを果たしました。ロシヤアイスホッケー連盟の執行委員会の会議で2006-2007年のロシヤ選手権の規定が採択されました。極東っ子たちの初戦は、地元のスポーツコンプレックス《プラチナ・アリーナ》でロシヤのチャムピオン、カザーニの《アクバールス》との間で行われます。(20060620沿アムール報知)

 

新しい電話料金

 71日から固定電話から携帯電話へのすべての通話は有料となります。

 619日、ロシヤ連邦・連邦料金局は、ハバロフスク地方内の一つの地方自治体の域内での通話料金を1分間1ルーブリ50コペーイカに設定しました。地方自治体域外への通話には、現行の市外通話料金が適用されます。市電話局の加入者は、電話およびインターネットのサーヴィスの代金のほかに固定電話から携帯電話への通話の代金が記載された請求書を受け取ります。(新聞「論拠と事実」25,2006

 

ハバロフスク -北京:《ダリアヴィア》の新しい国際航空路線

 日曜日(528日)、《ダリアヴィア》のTu-214が北京の国際空港に軟着陸しました。

 2時間後に飛行機はハバロフスクへの帰途に着きました。《ダリアヴィア》はハバロフスク地方の主都を中華人民共和国の首都と結ぶ新しい路線を開設しました。飛行距離は1776キロメートル、飛行時間は2時間25分です。フライトは日曜日で、ハバロフスクを晩に発ち、早朝に北京から戻ってきます。

イーゴリ・ヂェニーソフ記者 (20060530太平洋の星

 

子供たちに《アルレキーン(道化師)》がプレゼントされた

 525日、ハバロフスク市の中心街のガイダール記念児童公園に娯楽マルチセンター《アルレキーン》がオープンしましたロシヤ極東にはこのような施設はほかにありません。建設にはおよそ4億ルーブリが費やされました。このセンターの5つの階には、幼児からテイーンエイジャーまですべての年齢の子供たちが楽しめるブランコやメリーゴーランド、ショップ、アイスクリームカフェ、ミニボーリング場、ゲームセンターがあります。すべての設備は、日本、イタリア、カナダで購入されました。ちなみに、この娯楽センターの設備はこれだけではありません。センターの幹部の話しによりますと、遊興施設は周期的に刷新されます。たとえば、近く4階にブラジルレストランがお目見えするということです。

エレーナ・コズィリャーツカヤ記者(20060526太平洋の星)

※ブラジルレストラン、もうオープンしたそうですね。

 

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著《チェルノブイリの祈り》

 週刊新聞《図書論評》が伝えるところによりますと、《チェルノブイリの祈り》で、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、アメリカの最も権威のある文学賞のひとつであるアメリカ批評家協会(NBCC)の2006年度の賞をノンフィクション部門で授与されました。NBCCの賞は、言わば文学のオスカー賞です。賞創設以来の50年間で初めて外国の作家にこの賞が授与されました。(20060601太平洋の星

※かつてハバロフスクに在住されていた松本妙子さんが翻訳された本書につきましては、「六花」16で触れさせていただきました。

※※※※※※※※※『☆生活のなかの本や詩との出会い☆』をご覧ください。(Куда


☆図書の貸し出し☆

昨年の春に日本に永住帰国された遠藤玲子さんより譲り受けた下記の単行本がございます。お読みになりたい方がいらっしゃいましたらどうぞお知らせください(21-41-07岡田)。

「永遠のシベリア」(アルダン・セミョーノフ/加藤九祚訳/新時代社)「ドゥホボール教徒の話/武器を放棄した戦士たち」(木村毅/恒文社)「ヘルンと私」(小泉時/恒文社)「シベリア追跡」(椎名誠/小学館)「憂鬱なる党派」(高橋和巳/河出書房)「心だより」(澤地久枝/講談社)「別れの余韻」(澤地久枝/講談社)「アラスカ物語」(新田次郎/新潮社)「シルクロード」(林良一/美術出版社)「羆嵐」(吉村昭/新潮社)「ロシア文学への招待」(江川卓/小笠原豊樹/菊地昌典/木村彰一/木村浩/工藤精一郎/原卓也/水野忠夫/三省堂)

※ポプラの綿毛の季節ですね。この綿毛のことを柳絮というらしいことを最近知りまして、このあいだ立原道造の詩集を読んでいたら、「雲の祭日」という詩でこんな連に出会いました。
羊の雲の過ぎるとき/蒸氣の雲が飛ぶ毎に/空よ おまへの散らすのは/白い しいろい絮(わた)の列

☆石橋(みゆき)さんのミニコンサート☆

日時/712()18:00入場無料。場所/極東国立学術図書館 3(ムラヴィヨーフ・アムールスキイ通り1。コムソモーリスカヤ広場の角です。) レパートリー/ロシヤの俗謡や古いロマンス、ジプシー歌謡、アレクサーンドル・ヴェルチーンスキイ(1889-1957) やヴァヂーム・コージン(1903-1994)の曲。


☆ブリヤート国立アカデミーオペラバレエ劇場(ソ連人民芸術家ツィドィンジャーポフ記念)のハバロフスク公演75日〜85日)


P.チャイコーフスキイ《白鳥の湖》 7/5,7,12,14,15

S.プロコーフィエフ《ロメオとジュリエット》 7/6,10,13,18,19

A.アダン《ジゼル》 7/8,11,17

K.オルフ《カルミナ・ブラーナ》&P.チャイコーフスキイ《フランチェスカ・ダ・リミニ》 7/20,21

M.ムーソルグスキイ《ソローチンスクの市》(N.ゴーゴリ《ヂカーニカ近郷夜話》より) 7/22,23

ガラ・コンサート(世界およびロシヤのオペラバレエ作品の名場面、ロシヤ内外およびブリャートの作曲家の歌とロマンス) 7/24, 8/5

G.ロッシーニ《セヴィーリャの理髪師》 7/25,31

G.ヴェルディ《トロヴァトーレ》 7/26,30

G.ヴェルディ《椿姫》 7/27, 8/4

P.チャイコーフスキイ《スペードの女王》(A.プーシキンの同名の中篇小説より) 7/28, 8/1

G.ドニゼッティ《ドン・パスクァーレ》 7/29, 8/2

《戦さありき、戦さありき》(大勝利にささげられた芝居仕立てのコンサート) 8/3

※以下は、子供向けプログラムです。

V.ボチャローフ《ブラチーノ》(A.トルストーイ《黄金の鍵、もしくはブラチーノの冒険》による音楽舞踊劇)7/9,16

I.ヤクシェーンコ《エメラルドの町でのドロティの冒険》(L.フランク・バウム《オズの魔法使い》による音楽劇) 7/23

A.スパダヴェッキヤ《水晶の靴》(シャルル・ペロー《シンデレラ》による音楽劇) 7/30

会場:音楽喜劇場(オペレッタ劇場)Театр музыкальной комедии

開演:19:00(※子供向けプログラムは12:00)/チケット売場の営業時間:10:00-20:00(昼休みなし)

入場料:95445ルーブリ/☆ご確認&お問い合わせ:21-11-96

2006616日付・新聞「沿アムール報知」と音楽喜劇場チケット売り場の情報です。)

☆ラヂオのある暮らし☆

◎「NHKワールド・ラジオ日本」放送時間・周波数表(2006年03月26日〜2006年10月29日)

ロシヤ国営ラヂオ「ロシヤの声」日本語放送・周波数表(20060326日〜20061028日)

  日本時間 21.00-22.00  短波 7175 726522.00-23.00  短波 7175 7265 9640kHz

 * HPアドレスは、http://www.vor.ru 。インターネット放送もお楽しみいただけます。

 *リスナーズクラブ『日露友の会・ペーチカ』http://www003.upp.so-net.ne.jp/PECHIKA04-10-29/


* ハバロフスク支局では番組「シベリヤ銀河ステーション」のインタヴューコーナーに友情出演してくださる方を募集しております。スタヂオ見学もどうぞお気軽に。(21-41-0732-45-46 /岡田)

※先日、日本語クラブの皆さんが放送局を訪ねてくださいました。その際収録させていただいた座談会の模様を729日(土)ハバロフスク時間23:15頃〜24:00近くまで放送の「シベリヤ銀河ステーション(シベ銀)」の枠内で放送させていただきます。よろしければどうぞお聴きになってください。

 

【編集後記】野鳥についての半田さんのお話しを伺ってからディナモ公園を心静かに歩いてみますと、あら不思議、キビタキやオオアカゲラらしき鳥を目にすることができました。「六花」は季刊のペースで第19号となりました。次号の原稿の締切りは、2006年9月末日です。趣味のお話し、イヴェント&暮らしの情報、離任着任メッセージ、詩歌やエッセイなど、お気軽に編集係(岡田)までお寄せください。また、編集にご参加ご協力くださる方をお待ちしております!
職場32-45-46自宅пFax21-41-07/メール
okada@mail.redcom.ru)。それでは、みなさま、どうぞお元気に素敵な夏をお過ごしになられますよう!



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