六花(РИККА)冬(17)号

バロフスク日本人会会報    りっか 六 花 рикка      2006冬・Vol.16


澄んだ秋の光のなかで


 10月8日土曜日、毎秋恒例の日本人墓地の墓参&清掃が催されました。1964年10月10日の東京オリンピック開幕の日もかくやと思われるまことに穏やかな秋日和で、落ち葉も軽く、とても心地よく作業ができました。焼香と献花の後、総領事、ならびに、このほど離任される古田次席領事より、心温まるご挨拶をいただきました。青空のもと澄んだ空気のなかでの草上の昼食も素敵でした。ご参加くださったみなさま、有り難うございました。ご参加できませんでしたみなさま、次回はぜひご一緒いたしましょう。(写真前列左端は、いつも日本人墓地を美しく保ってくださっているアナトーリイ・スタンコさん。)

 

地元の学生さんたちのスピーチ 新連載・第1回

極東国立人文大学(旧ハバロフスク国立教育大学)の原田かおり先生の御厚意により、第6回ハバロフスク市内日本語弁論大会スピーチの部に出場された地元の学生の方々のスピーチ原稿を今号より連載させていただけることになりました。御蔭で当世のロシヤの若い方たちの柔らかな心に触れることができます。


学生時代はうれしい

セレダ・バレリア/極東国立人文大学(旧ハバロフスク国立教育大学)


 学生時代、たったの5年間。しかし、大人に聞いてみたら、「私の学生時代はもっとも楽しいときでした」という答えを聞くでしょう。なぜ、多くの人がこのように答えるのかというと、大学に入ると、新しい友達ができたり、おおぜいの人たちに会ったりして、毎日がすばらしいからだと思います。
 もしかすると、毎日の生活をふりかえってみると、学生の生活がたいへんで、あまり面白くないと思っている人もいるかも知れません。なぜなら、一般の学生は朝早く起て、気分と天気に関係なく外に出ます。込んでいるバスで他の人に押されて、大学に着くとすぐに勉強しなくてはいけません。しかし、私にとって勉強は楽しいです。効果が見られるからです。
 例えば、一年生の頃は漢字だらけの日本の新聞を広げて、読んでみると、何も分かりませんでした。日頃漢字を習っていて、今は写真の下に書いてあるのを読めるほど日本語の文書を分かるようになりました。
 その上に、この大学で友達といろいろ話し合って、何か問題があったら、助けてもらえます。私のグループの皆がやさしく、楽しい人なので、いつもワイワイと雑談しながら、冗談を言い合います。大学のおかげで親しい友達ができたと言えます。
 大学で過ごす時間はこのようにいいものだと思います。その理由の一つは皆が若者だということです。私たちもう子供ではないですが、まだ大人になっていない人間です。それで、大人らしくまわりに見られますが、実際は大人としての問題がありません。
 しかし、しかし、学生も問題がたくさんあると思います。例えば、両親の影響で大学に入った学生の生活はきっと苦しいでしょう。そんな人たちの中には、何のためにこれを習わないといけないのかと思っている人もいるでしょう。うまく能力を発揮できず笑い者になってしまった人も、両親と離れて、寮に住んでいてアルバイトをしなくてはいけないというものもいます。
 若者の一番大きな問題は大学で勉強するためにお金が必要なので、自身が入りたい大学に入学できないことだと思います。
 友達の中にもそういう人がいました。お金のかからない専門学校に入るよりほかはありませんでした。
 お金の問題のほか入学試験に合格することも大変です。私が入りたい大学に入るチャンスを得て、本当に幸運だったと思います。
 本当の人生は卒業の後で始まるという意見もあります。しかし、大学は狭くても社会の模型のようだと思います。大学生活での困難をこえて、いい社会人に成長していくのです。
 大学のおかげで一生の友達ができただけでなく、優れた日本語の専門家になることを夢みて常に努力しています。
 世界には永遠のものがありません。大学の5年間も思ったより早く終ると思います。もしかしたら、首を長くして卒業を待っている人もいるでしょう。しかし、大人になると皆が今の生活を懐かしく思い出すかも知れません。
 勉強は時々大変ですが、頑張って、一生懸命に勉強していて、コンテストや弁論大会に参加して下さい。社会人になって、この5年間で得た知識や経験を役に立てて下さい。例えば、日本語を習っている学生は言葉がもっと分かるようになって、日本文化と日本人の考え方を理解できるようになると思います。
 最近、日本とロシアの間の文化交流がさかんに行われているので、もっとお互いの文化と考え方が分かり合えれば、すばらしいことだと思います。
 学生の皆さま、大学時代の友達を忘れないで、大人になっても「私の学生時代はもっとも楽しい時でした」と答えて下さい。

ジャズと平和

ゾロテゥヒン・アンドレイ/極東外国語大学

 毎日疲れて、不安な気持ちで家に帰ります。私の頭の中には学校の問題や家庭の問題などにかんする考えが乱雑にまざっています。そんな時CDを小さくかけてゆっくり流れるジャズの音が部屋にあふれるのを楽しんでいます。すると、すぐ全ての問題がどこかへ消えていってしまいます。私にとってこの音楽は道で疲れた旅人がきれいな冷たい水を飲むのと同じです。
 この素晴らしい音楽との出会いは学校時代でした。最後の卒業試験の日、試験に合格できるかどうかとても心配で、のろのろ学校に行きました。その時、ある窓から楽しいメロディーが流れてくるのが聞こえました。後で分かったのですが、それは「On the sunny side of the street」というジャズでした。立ち止まって聞いていると、心の中で何かが変わりました。「どうして試験のことを心配しているんだろう?試験の問題は全部分かるし、きっと合格できる。今日は素晴らしい天気だし、体調も大丈夫だ。こんな悲しい気持ちでいるのはおかしいじゃないか。」強い自信がわいて、この日の試験は全部5点が付けられました。そしてこの日、もっと不思議なことがありました。その曲を流した部屋に住んでいた人は、後で私のもっとも親しい友人になりました。この友情がきっかけで、ジャズの世界を開発し、前と比べられないほど心がゆたかになりました。
 では、ここで、私のことだけではなく、ジャズそのものについて述べたいと思います。ジャズというのはただの音楽のジャンルではなくそれは平和、調和、自由、相互理解などの象徴でもあると思います。
 もちろん、現在ジャズのほかにも様々な音楽スタイルがあります。ハードロックを楽しむ人もいれば、デスメタルにむちゅうになる人もいます。なぜかこんな音楽のコンサートの時には人々が非常にアグレッシブになって、ひどく喧嘩し合う場合が多いです。それに対してはジャズ音楽はいつも穏やかな気持ちにさせてくれます。ジャズは平和の音楽で、殺人、死亡、狂気、暴力などのイメージをもたらさないものです。
 ジャズにはメインになる楽器はありません。例えば、まずピアノを演奏した後でドラムをたたき、トランペットを吹きます。そのどれもが中心ではなく、皆で共通のテーマに従っています。ある人は、「ソロで演奏できる楽器だから、ジャズバンドとして演奏する必要がない。」と言うでしょう。でも私はそのような意見にはあまり賛成できません。私の考えでは、立派な楽器が一緒に演奏して、一つになったら、音楽はもっと素晴らしいものになります。バンドの演奏はそれぞれの楽器の特性をいかし、ソロにはない新しいハーモニーを生み出します。それは皆で演奏するからこそできるのです。
 皆さん、現代の社会をジャズバンドと考えてください。それぞれが自分の役割を果たして、他人に邪魔にならずに、同時に皆の努力で共通の方向に向かって進んだら、すごい進歩になると思いませんか。人はそれぞれ誰でも比べられない特性を持っています。それは楽器のようです。ジャズのような平和の中で、一つのオーケストラになって、共通のメロディーを演奏したら、世界が素晴らしくなると思いませんか。残念ながら、今の社会はそうではなさそうです。多勢の人が個人の利益しか考えず、他人に害をもたらす場合もあります。将来、世界の人々が大きいオーケストラのように平和の音楽を演奏することが、私の願いです。

人生は縞模様のようで

ワイセンベルグ・イリナ/極東国立人文大学(旧ハバロフスク国立教育大学)

 皆さん、ロシアでは、「人生は縞模様のようで黒いしまと白いしまがあると言われているのをご存知でしょうか。黒いしまは、苦しい時、いくら頑張っても何もうまくいかないという不運の時を表しています。白いしまは、全然頑張らなくても何でも出来る、すべてうまくいく幸運の時です。例えば、ある人が「私は何をやってもうまくできない。」と嘆きます。普通人は何かが出来ない場合とか大変なことが起こった場合、自分の周りの世界は悲惨(ひさん)で、さらに将来はもっと悪くなるような気がするものです。これはロシアで言う「黒いしま」の時期ですが、実はこんなときこそ気をめ入らせない方がいいのです。いつも嘆いていて、悲しい思いをしていると周囲にも暗い雰囲気をもたらし、さらに悪い方向に向かっていくかもしれないし、幸運のそばを通りすぎていくかも知れません。自分は不運だと嘆かず、自分の周りにある運を出来る限り活かすことが大事だと思います。
 ある日、友だちが、手相を見る占い師に会った話しをしてくれました。彼女は仕事を首になり、ベンチで泣いていたとき、彼女の隣に中年の男性が座ったそうです。その中年の男性が「どうしてあなたのようなすばらしい女性が泣いているのですか」と聞いてきたので、事情を詳しく話したそうです。その男性は友だちの手を自分の手に取って手相を見ながら「人生は縞模様のようで、黒いしまと白いしまがあるのです。もう少しすると、あなたの人生が大きく変わるような運を活かすチャンスがあるみたいです。人生においては、いつも人の周りにいろいろな運があり、目の前を通っているのです。たとえどんなに苦しいことがあっても、嘆いてばかりいないで、ちゃんと運を活かすことが大事なのです」と言ったそうです。
 その手相をみる占い師と会ったのは、随分前だったそうですが、しばらくして、彼女はその人が話した通り、黒いしまを通った後チャンスがあるということが分かったそうです。そのあと彼女は新しい会社に勤めることになり、会社のクリスマスパーティーで素敵な男性に会って結婚をしました。今は子供にもめぐまれ、しあわせに暮らしています。会社を首になったというのが幸運だったといっても過言ではありません。なぜなら、首にならないとご主人に出会えなかったからです。
 将来は誰にも分からないのです。一番大事なことは何があっても頭の中が真っ黒(暗)にならないように未来を信じて笑っていることです。人生は迷路のようで道に迷うことがよくありますが、行き詰ったらただ何もせずに時間をすごすのではなく出口を探そうとすることが大事だと思います。たとえば転職をしようと新しい会社の面接を受け、不採用になってしまったとします。こんな時はがっかりしないで「他の道があるはずだ」と頭を切りかえて、すぐに他のチャンスを見つけるようにした方がいいと思います。
 このように例え黒いしまの時期にいても運が目の前にあるということもあるのです。それにもかかわらず、その運を活かさない人が「運の悪い人」という事です。人生には必ず運があるのですから「運の悪い人」にならないように、自分の周りにあるたくさんの運を活かして「幸運」を見つけてください。
 人生いい事もあれば、悪い事もある、あまり悲観的にならず、しかし奢らずに、自分で人生を作っていきましょう。
 人生は縞模様なのですから。


☆山下雅司さんの小説「時空の旅人」☆<連載第3回>


     第壱章  歪んだ時空


暮らしの情報

◎美味しいケーキの店を当会会員の方より教えていただきました。中央食料品店(ムラヴィヨーフ・アムールスキイ通り、9)の角の《La Vita》。夏にはオープンカフェも出ていましたね。
◎日本のプロ野球のセントラルリーグでは阪神タイガースが優勝しましたが、9月25日、ハバーロフスク市の北の郊外にある極東動物園では、トラの日のお祭りが催されたそうです。2匹の若トラ、バールハト(アムールキハダ)とアラーリヤ(タラノキ)もご満悦だったかもしれません。この動物園へのアクセスは、市内から8番のバスに乗って終点の"Полярная"で114番のバスに乗り換え"Воронеж-2"で下車、とのことです。(2005月9月25日付・新聞《太平洋の星》などの情報)
◎10月10日より、1番と3番のトロリーバスの停留所《郷土誌博物館》が《地質学博物館》に改称されます。この変更に関する請願は、N.I.グロデーコフ記念極東国立博物館の管理部が、ハバーロフスク市行政府にたいして行いました。(2005月10月8日付・新聞《沿アムール報知》の情報)

新聞の紙面から

大道寺小三郎さんを偲んで

日本の青森市から悲しい知らせが届きました。みちのく銀行前会長でハバーロフスク市名誉市民の大道寺小三郎さんが数え81歳で逝去されました。
 同氏は、ハバーロフスクへの功績にたいして市議会がその名誉の称号を授与した唯一外国の市民でした。当地方の中心都市の住民には大道寺さんの名はよく知られています。同氏は、露日協力の発展に積極的に参加し、ハバーロフスク市および同地方に人道支援を行いました。医療および児童の施設のために機器や薬剤が寄贈され、ハバーロフスクの医師、教師、学生、科学者の日本での研修が組織され、極東の主都のスポーツ選手には日出る国での国際競技会に出場する機会が与えられました。
 大道寺さんは、ハバーロフスク・青森間の航空路線の開設や当市の憩いの公園および池の改修作業のための資金援助に自ら参加しました。学術や教育の発展への貢献も高く評価され、極東医科大学およびハバーロフスク教育大学(現在の極東国立人文大学)は同氏に名誉教授の称号を授与しました。
 ハバーロフスク市行政府報道係が発表したところによりますと、市役所および当地方の中心都市の住民を代表して、アレクサーンドル・ソコローフ・ハバーロフスク市長が、大道寺小三郎さんのご遺族、ご親戚、ならびに、みちのく銀行員の方々に哀悼の辞を送りました。      (太平洋の星20050726)


森へ、ベリーを摘みに

"うちのかみさんは、森や畑のベリーに狂っています。何時間でも摘み、冬用に冷凍し、コムポート(砂糖煮)を作っています。ベリーにはどんな効用があるのでしょうか? A.コールキン、トームスク市"
 森のベリーはキノコと違って重金属や放射性物質を事実上蓄積しないほか、多くの治療効果を示します。
 コケモモ(черника)は、とくに心臓病患者に不可欠です。血栓の形成を予防します。視力を高め、目の疲れをとります。オランダイチゴ(земляника)は、ヴィタミンCとカルシウムを多く含んでいます。大きな治療効果はみられませんが、とても美味です。ツルコケモモ(клюква)は、それで作る飲み物を、膀胱炎、腎盂(じんう)腎炎、その他の泌尿性器系の慢性炎症性疾病の際に、服用します。黒スグリ(чёрная смородина)は、 癌や心臓病の昂進を抑える酸化(老化)防止成分が大量に含まれており、有害なコレステロールの同化を防ぎ、人体から毒素や重金属を出します。エゾイチゴ(малина)は、解熱作用をそなえており、風邪のときによく用いられます。        (論拠と事実20050831)

癌への歯止めとしてのストレス

《ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル》に発表された調査によれば、連日の強いストレスは乳癌亢進のリスクを軽減します。デンマークの研究者たちによれば、高いレヴェルのストレスはエストロゲン(乳癌の亢進に作用するホルモン)のレヴェルを下げることができます。(沿アムール報知20050915)


シナノキの花で病気知らず

 9月は、秋冬の風邪の予防を始める時。なにも難しいことをする必要はありません。市場で乾燥させたノバラ(шиповник)の実を買います。家でそれを細かく砕いてヴィタミン豊富な飲み物を作るのに用います。1リットルの水に茶さじ5杯のノバラを入れて10分間煮立て、8時間なにかで温かくくるみます。それを毎日コップ1杯飲めば、感染や風邪を防げます。別の方法は、シナノキ(липа)の花。茶さじ2杯の乾燥した花をコップ1杯の熱湯で煎じます。風邪の最初の兆候を緩和してくれる良いお茶ができます。それは軽い鎮静作用も備えています。http://www.pravda.ru      (沿アムール報知20050915)


ハバーロフスクでの日本商品見本市


10月19日から23日まで(新聞には11月とありましたが誤記とのことです。編集子)、ハバーロフスクで、ハバーロフスクと新潟の姉妹提携40周年ににちなんだ日本商品見本市が催されます。この見本市の目的は、新潟のメーカーとハバーロフスクの企業および企業家とのパートナー関係の樹立です。新潟の32の会社が自社製品を見本市に出展し、それらの会社の代表が商談を行います。見本市には、エレクトロニクス製品、食器、キッチン用具、インスタント製品を含む食品、果物、花が出品され、それらを購入することができます。これについては当市行政府報道係が伝えています。(沿アムール報知20051011)


私たちは国内で一番


モスクヴァで、毎年恒例のコンクール《ロシヤのもっとも整備された町》の2004年度の優勝都市の表彰式が行われました。ロシヤ連邦構成主体の主都が対象となる参加都市の第一グループでは、ハバーロフスク市が1位となり、ロシヤ連邦政府の第1級賞状を授与されました。ハバーロフスク市議会のセルゲーイ・サフコーフ議長とともにモスクヴァでの授賞式に出席したアレクサーンドル・ソコローフ・ハバーロフスク市長がその名誉ある褒賞を受けました。当市行政府報道係    (沿アムール報知20051012)


生活のなかの本や詩との出会い


◎チェルノブイリ原発事故から来年で20年になりますが、先日、ベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチの『チェルノブイリの祈り』(岩波書店)という本を当地にご縁の深い訳者の松本妙子さんよりいただき、放射能の恐ろしさを知りました。ご一読ご希望の方は、岡田までご連絡ください。ちなみに、9月30日付の新聞「イズヴェースチヤ」によりますと、国内の電力生産量全体に占める原子力発電の割合は、韓国40%(世界第8位)、日本25%(16位)、アメリカ19,3%(19位)、ロシヤ16,5%(20位)、中国2,2%(30位)とのことです。因みに《潜水艦、静かに去る》というこんな記事もありました。
《9月末、ソヴェーツカヤ・ガーヴァニ地区のポストヴァーヤ湾を、そこを基地とする3隻の原子力潜水艦のうちの1隻が、後にしました。それらの潜水艦は、1990年代初めに、2つの沿岸の地区での市民の大規模な集会の原因となりました。とはいえ、幸い、これまでの15年間に、潜水艦に関係したいかなる非常事態も起こりませんでした。ソヴェーツカヤ・ガーヴァニ海軍地区司令部で明らかにされたところによりますと、その潜水艦は、ロ日政府間協定の枠内で実施されている解体のために、沿海地方、ボリショーイ・カーメニの国防企業《ズヴェズダー》へ向かいました。同海軍地区の司令官、A.レピーンスキイ海軍大佐の話しによりますと、残った2隻の潜水艦は、来年、タタール海峡の沿岸を後にします。解体の場所への原子力潜水艦の輸送のための大型の浮きドックは、アムール造船所が、軍人たちに提供しました。出港のためのすべての作業は、同造船所のソヴェーツカヤ・ガーヴァニの支所《パルラーダ》の専門家たちが行いました。オーリガ・デミデーンコ(太平洋の星20051008)》

◎作曲をし、いくつかの楽器を奏で、絵を描くのが好きで、詩や物語を創作し、すでに2冊の詩集が発行され、3冊目のさし絵入りの美しい児童書の出版が予定されていたものの、6月23日、ハバーロフスク地方小児科病院で白血病のため逝去された、ユダヤ自治州の州都ビロビジャーンの14歳の少女、アーニャ・シニャコーヴァさんの最後の詩が、地元の新聞(「太平洋の星」6月29日付)に掲載されていました。


☆夜の1人歩きにご用心!〜強盗があなたを狙っています〜☆


ハバロフスクに在留されている邦人の皆様及びハバロフスクをご訪問される邦人の皆様へ
〜在ハバロフスク日本国総領事館〜


 ハバロフスク市内では、昨年来、深夜の徒歩外出中などにおける邦人の強盗被害が続いています。
 その犯行手段も何処からか急に現れ、殴る蹴るの暴行を加える、あるいは凶器を使用するなど凶悪化しています。このような被害に遭わないよう、以下の点にご留意下さい。
・ 夜間における外出はできるだけ控える。
・ 外出する場合でも単独および徒歩での外出は避け、なるべく複数で、車両や公共交通機関を利用する。その場合でも、深夜、無許可タクシー(白タク)を利用し、運転手に目的外の場所に連れ去られ、暴行を受け、金品を強奪された事件も発生しているので、タクシー利用の際は、注意する。
 また、日中でも置き引きや引ったくりなどの盗難被害もありますので、ご留意下さい。
(問い合わせ先)
 ○在ハバロフスク日本国総領事館 
  電話:(4212)42-1442(この電話は領事専用電話です。犯罪の被害に限らず、何か困ったことやご 
   質問がありましたら、お電話下さい。)
  代表電話 (4212)32-6907,(4212)32-6418,(4212)42-1670
閉館日、緊急時の連絡先:(4212)65-6823(この電話は24時間対応しております。犯罪の被害等緊  
   急の場合はいつでもお電話下さい。)
◆在ハバロフスク日本国総領事館ホームページ http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp 
◆外務省海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen


六花版/HPの森


◎ハリケーン《カトリーナ》被災者支援関連サイト(2005月9月14日付・新聞《太平洋の星》の情報)
 http://www.fema.gov/news/newsrelease.fema?id=18473 アメリカ連邦非常事態局。
 http://cnn.org/2005/US/08/30/heip.agencies/index.html CNN-被災者支援組織リスト。
 http://www.disasternews.net/news/news.php?articleid=2793 情報ネットワーク《災害時支援》。               
http://www.viff.ru 国際アジア太平洋諸国国際映画フェスティヴァル(ヴラヂヴォストーク国際映画祭)。
9月10日から15日まで催された第3回の同映画祭では、塚本晋也監督・浅野忠信主演作品「ヴィタール(Vital)」が審査員特別賞を受賞したそうです。(9月21日付『沿アムール報知』ほかの情報)
http://www.geocitiesjp/urajionihon/top.htm ウラジオストク日本人会。お隣さんウラジオの今が見えてくる。掲示板での情報交換もなにやら楽しそう。
http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/ 在ハバロフスク日本総領事館。当地の情報満載。
http://www.vor.ru/Audio/audio.phtml(ロシアの声)
http://www.cultradio.ru/online.html(文化放送)
http://www.radiorus.ru/radio.html(ラジオ・ロシア)いまラジオが面白い。 帰国して生のロシア語が懐かしいですが、埼玉ではロシアの放送を鮮明に捕らえられません。 ハバロフスク滞在中は枕もとのラジオのスイッチをひねるだけでロシア語が聞けたのに、今はラジオ放送をPCで聞いています。
http://www.gyao.jp インターネットテレビです。 NHKの有料TV-Netは日本には無く、嫌になるほどPR広告の多い但し無料のTV動画ですが好きな時にニュースも映画も好きなだけ無料で座ったまま見ることが出来ます。 このサイトは帰国してから知ったのですが、ハバロフスク滞在中に知っていれば、と思いました。 ハバロフスクで日本のテレビを見るにはバスに乗ってホテルさっぽろかパルスホテル2階の住林の上田さんのところへ行っていましたのが懐かしいです。(以上2件、鈴木宣平さんご提供の情報)
http://www.vor.ru/japanese.htm ロシヤ国営ラヂオ局「ロシヤの声」日本語放送。
http://homepage.mac.com/toshihak/sentatsu/t3000.html 落語ファン・ミルクの寄席めぐり&旅のエッセイ「ミルク亭」。ムールマンスクやコーカサス、最新版はハルピン&内モンゴルの旅!   
http://hisgan.fc2web.com 「六花」のバックナンバーが読めるサイト
http://hisada.blog3.fc2.com/ 上記サイトの管理人、Кудаさんのブログ。 
http://vadimkozin.narod.ru 1頁に掲載の「秋」の歌い手、ヴァヂーム・コージンについてのサイト。
http://www.museum.ru/M2881 V.コージン・メモリアル住居博物館(マガダーン市)の公式サイト。 


【編集後記】

 今号は発行がいつもより半月ほど遅れてしまい申し訳ございませんでした。次号の原稿の締切りは、2005年12月末日です。イヴェント&暮らしの情報、離任着任メッセージ、詩歌やエッセイなど、お気軽に岡田までお寄せください。編集にご参加くださる方もお待ちしております。どうぞ宜しくお願いいたします。
(職場32-45-46自宅п彦ax21-41-07/メールokada@mail.redcom.ru) 


[お詫び]六花15号(2005年夏)が抜けております。連載記事などの場合、たいへん、ご不便をおかけしておりますが、急ぎ、掲載したいと思います。(куда)

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